カナダの都市部は家賃が年々高騰中。それでも「家賃は削って遊びに回したい」のがワーホリ勢のホンネですよね。
今回はFaceBookやネット掲示板を使わない――スタッフアコモ・従業員バトン受け取り・Airbnb割り勘活用を中心に、リアルな家賃相場と合わせてご紹介します。
カナダ主要都市のシェアハウス家賃相場(1人部屋/月額)
都市 | 家賃目安 |
---|---|
バンクーバー&バンクーバー島 | $750〜$1,500 (約10〜17万円)※実体験+聞き取り調査 |
トロント | $800〜$1,400 (約9〜16万円)※聞き取り調査 |
カルガリー | $600〜$1,000 (約7〜12万円) ※聞き取り調査 |
イエローナイフ | $350〜$1,200(約8〜14万円) ※実体験+聞き取り調査 |
※キッチン・バスはシェアが一般的/光熱費別の場合あり。
裏技① スタッフアコモ(職場寮)を使う
- 相場の1/3〜1/2、場合によっては無料
- 職場が近く通勤ゼロ。
ただしプライベート空間は狭め+門限がある場合も。
就職が決まったら「スタッフアコもがあるか」を聞いてみることをお勧めします。
これはその企業が所有している住宅に住むという形になり、かなり場所によりますが相場の1/3〜 1/2 の値段で住めることが多いです。
僕はイエローナイフで、この方法で家を見つけました。
ここで留意していただきたいのが、僕の経験上大半のスタッフアコモを提供している会社はその従業員に対して”フルタイムワーカーとして働いてもらうことを条件に格安の家を提供していることが大半である”ということです。
また、基本的に職場から徒歩圏内に家があることが多いので交通手段に困ることは少ないと考えられます。
しかし同僚と同じ屋根の下で過ごすことになるので、人間関係や門限などの多少面倒な問題や制約が生じることも念頭に入れ
ておく必要があります。
裏技② 就職先の従業員から“バトン”を受け取る
採用が決まったら 「前任者が住んでいた家を紹介してもらえますか?」 と一言。
鍵・家具・込みで即入居できることも多く、敷金・仲介手数料ゼロで済む可能性が大きいです。
僕はバンクーバー島でこの方法で家を探しました。
僕は3ヶ月のみの滞在だったのですが、僕の勤め先のVIU(大学)の学生が日本で一時帰国するということだったので、その子が
家を空ける3ヶ月間そのシェアハウスに滞在させてもらいました。
日本系の企業やお店だとこういった、”学生バイトが帰ることによって、家が空くからその補填として家が見つかりやすい”とい
うことはあると思います。
同じタイミングで移動してきた同僚も、僕とは別件の学生が日本に帰るということだったのでその家を引き続き借り、月$800
という破格で家を借りていました。
自力で探す前に使える人脈は使い倒した方が絶対お得です。
裏技③ Airbnbを2人以上で割って長期割を狙う(友達同士・カップルワーホリ向け)
- 2人・1か月13万円~の物件も。
- 家具・光熱費込み&キッチン付き → 初期費用ほぼゼロ。
- 実際の検索例(2025/7/1〜10/1):Airbnb 3month rent fee
意外かもしれませんが、Airbnbもマンスリーでレンタルすればかなり安くなります。
なんといってもシェアハウスからの解放!!
僕は現在中国人と一緒に住んでいるのですが、昼夜問わず発せられる大きな生活音に悩まされています笑
シェアハウスはガチャ要素が強いのが難点ですよね。
自分では一緒に住む相手は選べませんし。
その問題を除外できるのはワーホリにおいて大きなメリットだと思います。
また、Wi-Fiや家電は標準装備で、基本的に光熱水費も込みの金額になります。
肌感覚的に、バンクーバー/トロントで1人当たり月12万円くらいで”家賃・光熱費・Wi-Fi”をクリアできれば及第点だと思っています。

2人で20万円以内のものがあり、職場に近いなら間違いなく即決案件だと確信しています。
今年の3月、僕がバンクーバーで職探しをしている際リッチモンドやチャイナタウンで、いいロケーションかつ格安の物件をいくつか見ました。
オフシーズンのエリアでフルタイムの求人があればAirbnbを利用し、安い住宅費で安定して稼ぐことができます。
Airbnbは本当に使い勝手がいい優良サービスですので、ぜひ調べてみてください。
まとめ|“人脈×情報力”で家賃は半額以下にできる
高騰するカナダの家賃でも、職場寮・従業員バトン・Airbnb割り勘を駆使すれば、お手頃な値段で快適な住まいを確保できます。
人生は情報戦です。
知っているか知っていないかで、労力や時間を大幅に節約できます。
個人的にですが、家探しの段階で勤め先に多少情報提供といった形で、協力してもらってもいいと思います。
丸投げは良くありません。
ある程度下調べをした上で、がめつくいくのがいいと思います。
そして、一生懸命働いて恩返しをすることでお互いWin-Winになれると考えています。
節約できた分はオーロラ観賞や週末旅行に回して、ワーホリ生活をもっと楽しみましょう!