ワーホリを“次のステージ”につなげたい人へ。
① ワークパーミット(就労ビザ)取得
② 時給アップ
そのどちらも「運」や「英語力だけ」に左右されるものではありません。
求められるのは、短期間で “替えが利かない人材” として職場にインパクトを与えること。
つまりあなたに依存させることができれば、会社に対してかなり有利に立ち回ることができます。
仕事を覚える速さ、改善提案の数、自走力。
それらが可視化される頃、雇用主からのあなたに対する評価は上がり、ワークパーミットの支援・時給UPにも積極的になるでしょう。
本稿では、
- あなたにワークパーミットを出す価値があると思わせる働き方
- 時給交渉を数字で通すための実績づくり
- 今日からできる “即戦力アピール” の具体策
をステップごとに解説します。
1. ワーホリでも“本気”が求められる理由
端的に言うと
・ビザ期限は短い=成長スピードが命
・仕事ぶり=時給・ワークパーミットゲットのしやすさ・キャリアのすべてに直結
するからです。
2. 「あなたがいないと困る!」と言わせる3つの指標
2-1. 仕事を覚える速さ
一生懸命に仕事をこなす姿勢は、結局すべての土台になる
正直なところ、特別なスキルや高い語学力よりもまず大切なのは、「一生懸命に仕事を覚える姿勢」です。
僕自身、物覚えが決して良いほうではありません。
だからこそ、それを補うために次のような工夫をしてきました。
- 新しいことを教わったら、その場でスマホのボイスメモに録音し、必要であれば写真も撮る
- 帰宅後には必ず、その日の学びを復習する時間を取る
この2つの習慣が、僕の仕事力を確実に支えてくれました。
どんな職場でも、「覚えが早くてミスが少ない人」には、自然とチャンスが回ってくるものです。
特別な才能がなくても、地道に覚え、努力する姿勢は必ず評価につながります。
仕事に真剣に向き合う人は、必ず“次”を任される。
それが時給アップやワークパーミット取得にも、じわじわとつながっていくのです。
2-2. 自走力が信頼を生む ── “言われたことをやる”から一歩先へ
カナダでのワーホリ中、ツアー会社やレストランのキッチンで合計10ヶ月以上働いて感じたのは、本当に信頼される人は指示を待たない人だということでした。
共に働いた50人以上の同僚を見ていても、オーナーやマネージャーから評価されていたのは決まって、自分から仕事を探して動ける人です。
中でも特に評価が高かったのは、業務マニュアルの改善点を自ら提案し、それを実行して“成果”として示した人。
ここまでくると、単なる作業員ではなく“戦力”として見なされます。
もちろん、改善提案にはコミュニケーションスキルも必要です。
オーナーや上司と角を立てずに話を通す力は、一朝一夕では身につかないかもしれません。
でも、少しずつ視野を広げて「もっといいやり方があるかも?」という視点を持つことは、自分の評価とチャンスを着実に引き上げてくれる最強の習慣になります。
言われたことをこなす人から、“自分で動ける人”へ。
それが、どんな職場でも替えのきかない存在になる第一歩です。
3. トライアル期間でクビになる人の共通点
やる気がない人は、どこに行っても生き残れない
「仕事を覚える気がない」「やる気がない」──これは論外です。
当たり前のように聞こえるかもしれませんが、実際にはこの“当たり前”ができていない人が本当に多いんです。
僕の周りでも、言語力ではなく“覚える気のなさ”,”仕事に対する能力不足”が原因で、日本人がジャパレスをクビになったという話を何件も耳にしました。
アルバイトとはいえ、採用・研修・教育には時間も人件費もかかっています。
会社から見たら”投資”ですもんね。
そのうえで「やる気が見えない人」に任せたい仕事なんて、正直ひとつもありませんよね。
仕事に対する姿勢だけで、チャンスを掴めるか、失うかが決まる。
これはカナダでも、日本でも、世界中どこに行っても共通のことです。
しかも、カナダの生活費は日本と比べてかなり高く、ダラダラ過ごしていたら、すぐに貯金が底をつきます。
悪いことは言いません。
最初の1ヶ月で本気を出して仕事を覚え、早く安定収入を確保する。
それがワーホリを生き抜く、最もシンプルで現実的な戦略です。
4. 速攻で実力をつけ信頼を勝ち取るコツ
4-1. 先輩の動きを丸ごとコピーして即実践
これはキッチンの仕事をしている時に教わったスキルです。
特に飲食関係の仕事は、動作が決まっているので、一度覚えてしまえば、そのお店でずっと使うことができるスキルになります。
上司の動きを完全再現し、一番無駄のない動作の手順を覚えることが、仕事スキル習熟のための近道です。
しっかり観察し、短期間で基本を身につけましょう。
4-2. ゴールから逆算する:上司とお客さま、両方をファンにする最速ルート
上司に望むこと
- ワークパーミットを出してほしい
- 時給を上げてほしい
お客さまに望むこと
- 気持ちよくチップを払ってほしい
- リピーターになってほしい
──結局、これらを同時に叶える鍵はシンプルです。
「誰よりも早く仕事を覚え、誰よりもテキパキこなす」
- 同じ業務を1週間で覚えるスタッフと、1か月かかるスタッフ
- 同じ料理を5分で出す店と、20分待たせる店
どちらが評価されるかは火を見るより明らかですよね。
特にチップは「期待以上のサービスへの感謝」そのもの。
スピード × クオリティを両立できれば、
- お客さま → 高チップ&リピート
- 上司 → 売上と顧客満足UP=時給交渉もビザ延長も前向き
という“好循環”が生まれます。
見映えのいい一皿を、最短時間で提供する。
これこそが、上司とお客さま、両方の心を一気につかむ最短ルートです。
8. まとめ:迷ったら“本気で働く”を選ぼう
短期ビザだからこそ、ガッと実力をつけて
「あなたがいないと仕事が回らない」状態を作ろう。
努力と工夫は、必ず未来のあなたを助けます。
それでは、またっ!!