英会話を始めたいけど「結局、何からやればいいの?」という人あなたへ。
完全ゼロベースと、なんとなく中学英語は覚えている初心者、それぞれのレベル別に
「今日からやるべきこと」だけを絞って解説します。
「英会話、始めたい。でも、何から手をつければいいんだろう?」
単語帳? 文法書? 海外ドラマ?
英会話学習って、選択肢が多すぎて、むしろ最初の一歩が一番むずかしいですよね。
僕は2024年3月、TOEIC400点のレベルから英会話学習をスタートしました。
「とりあえずAmazonで単語帳・TOEICテキスト数冊買って周回した」
「TOEIC長文や例文を多読する」
みたいなことから手をつけていました。
でも、冷静に振り返るとそれらは無駄とは言わないけど、かなり遠回りな選択でした。
英会話初学者が最初にやるべきことは、
自分が知っている表現の数を増やし、とにかく英語を話す練習と聞く練習をする
ことです。
そこでこの記事では、
- ゼロベース(英語力ほぼゼロ)
- 初心者(中学・高校英語はなんとなく覚えているけど、話せない人)
この2パターンに分けて、
「このレベルなら、まずはこれだけやればOK」という最初の一歩だけを、できるだけシンプルにまとめました。
「全部完璧にやろう」とする必要はありません。
まずは、自分のレベルを確認して、
今日からできる小さな一歩目を、一緒に決めていきましょう。
英会話初学者が最初にやるべきことは「レベル分け」と「習慣化」
まずは、とにもかくにも自分の現在地を把握する必要があります。
僕の中では以下のように定義します
・ゼロベース :英語が苦手で、今まで全然英語学習に興味関心がなかった方。単語や文法知識もほぼゼロ。
・英会話初心者:中高の受験でそこそこ真剣に勉強をしており、ある程度単語力や文法のベースはできているが、
英語を話したり、ネイティブの発音についていけない
人によって、英会話学習のスタート地点は違うと思います。
それでもあなたが
「努力をあきらめない」
「英語を嫌いにならない」
限りいくらでも成長していくことは可能です。
ゼロベース(完全に英語力ゼロ)の人が最初にやるべきこと
① まず無料もしくは少額でいろいろ探索してみる
英会話初心者にとって一番大事なことは
お金をかけずに、とりあえず毎日いろんな形で英語を聞き、話す機会を増やす
ことだと考えています。
しかし学習初期の段階では英語に慣れていないため、簡単な学習でもめちゃくちゃ体力と集中力を使います。
だからこそ最初から大量に資金を投入せず、自分はどんな学び方が向いているのかを模索することがとても大事になります。
・YouTube
・TED TALK
・Podcast
・オンライン英会話の無料トライアル etc…
ざっと考えたけでも、お金をかけなくても無料で学習をスタートする方法は無限にあります。
もしあなたが筋トレが好きなら
英語圏の筋トレ系YouTuberの動画を字幕を見ながら視聴してみるなどの工夫もできます。
(本記事執筆時点では、YouTubeの文字起こし機能は正直言って使い物にならないレベルなので、個人的には出自や字幕が
しっかりしているTED TALKの方がおすすめです)
^ 僕のおすすめの多言語習得に関するTED動画です。英語学習のヒントも得られるのでおすすめですよ!
もし、学ぶ時間さえないというなら
通勤中にPodcastを聴いて少しでも耳を鳴らすのもありでしょう。
そして次は実際に話してみる練習。
いつもおすすめしているネイティブキャンプの無料トライアルにぜひ挑戦していただきたいです。
1週間無料で無制限で、英語圏の先生たちと好きな時間に好きなだけ話せるんですよ?
先生方もみんな優しく”日本人の英語に慣れている”ため、
多少メチャクチャな発音でメチャクチャな事を言ってもしっかりこちらの意図を理解して
キャッチボールを続けてくれるので、完全初学者にもうってつけの練習場です。
せっかくの1週間のボーナス期間なので、
・金曜日仕事が終わったあと、金曜の夜から週末
・学生でバイトも遊びの予定もない週末
こういう時に1週間だけ本気で挑戦して、変わるきっかけを試してしてみませんか?
②毎日英語に触れる習慣を作り、英語学習を嫌いにならないよう工夫をする
3日坊主という言葉があるように、数日間は人が変わったように集中して勉強に打ち込めます。
しかし英会話は筋トレと同じようなモノで、一朝一夕では身に付かず、
ずーっと継続していかないと目に見えた変化は出てきません。
そのため英語学習は短距離走ではなく、長距離走だと考えてください。
「めちゃめちゃ工夫しまくって、本当に効果的なスクールに通えば3ヶ月で英語ペラペラになれる」
たまにこういったスクールみたいなのがあります。
ですが個人的には
宣伝文句の”英語ペラペラ”の定義が低レベル、もしくはその人が超天才の場合に限ると思います。
僕はバイリンガル、トリリンガルの友達が100人以上いますが
彼ら彼女らは、子供の頃から第二第・第三言語を学んでいた、もしくは働き初めてから2〜3年以上他言語を扱う土地に住
み、仕事で使うために現地の言葉を必死に勉強した末に流暢に話せるようになっています。
誰一人として「第二言語を3ヶ月でマスターした」なんて人に会ったことがありません。
中でも傑出している、5ヶ国語話す上に日本語で漫才までできる天才タイプのタイ人の友達がいますが、そんな彼でも
「1つの言語ペラペラになるなら普通に2年以上かかるんじゃない?
語彙とか無限にあるし、ニュアンスの違いとかすぐに全部は理解できないし。」
と言ってしまうほど、言語は奥が深いんです。
ここで、英語学習を継続するためのアクションプランを紹介します。
①挫折する前提で学習する
②1日10分でいいから英語を話す、もしくは聞く練習をする
①についてですが、これは誰もが絶対に経験します。
”自分は全力で英語話しているのに、全然理解してもらえない”
”ゆっくり話してもらっても、速すぎて相手の言っていることが理解できない”
これは当たり前に起きます。
教科書で習うような綺麗な文章で、ハキハキ喋る人はいません。
アクセントや方言まで絡んできたら、全然聞き取れなくて本当に凹みそうになります。
たくさん挫折するでしょう。
それでも、諦めずに粛々と学習を続けてください。
②について、これは何事にも言えることですが
”週に2日3時間勉強するよりも、毎日10分確実に積み上げる方が長期で見た場合、絶対に効果的”です。
学習初期のころは如何に英会話学習を習慣化するかがカギになります。
ハードルは極低く設定し、どう転んでも達成できるような目標にしてください。
・英語のYouTubeを毎日10分だけ見てみる
・オンライン英会話を毎日10分だけ受講する
なんでもいいので、毎日英語に触れる習慣を体に染み込ませてください。
おすすめ記事
英会話初心者が最初にやるべきこと
① とにかく英会話の練習をする
単語や文法がある程度まとまっているなら、やることはただ一つ。
とりあえず、場数を踏みまくってください。
スピーキングに関しては”
如何に自分の頭の中にある単語を素早くつなぎ合わせて文章を紡ぐのか”
のトレーニングになるので、回数無制限のオンライン英会話などでガシガシ話し倒してください。
練習を続けていれば、少しずつですが確実にスムーズに英語が喋れるようになります。
また、その会話の中で分からなかった単語や表現があるなら、その都度覚えて行った方がいいです。
リスニングに関しても考え方は同じで、
とにかく「生の英語」に触れる回数を増やすことが大事です。
というのも、同じ英語でも、国やエリアによってアクセントも話し方もまるで違うからです。
アメリカ英語、イギリス英語、南米英語、インド英語、それぞれ音のクセがあります。
日本語にも方言があるのと同じです。
同じ日本の中でも全然違うのに、国が違ったら全然別物になるのは当たり前ですよね。
そして英会話初心者が選ぶ講師はフィリピン講師一択だと思います。
・理由その1 : 安いプランで受講できるから(ネイティブ受け放題だと+αで課金が必要)
・理由その2 : アクセントがほぼアメリカ英語と同じで聞き取りやすいから
たとえば「ネイティブキャンプ」なら、月額6,480円でレッスンが24時間受け放題です。
1日あたりにすると約215円。
この金額で、回数無制限で英会話の練習ができるわけです。
毎日カフェに行くのを1回だけ我慢するだけで、
「英語が話せるようになるきっかけ」
を手に入れられると考えたら、だいぶコスパはいい投資じゃないでしょうか。
YouTubeやポッドキャストでも、同じ人だけでなく、いろんな話し手の英語を聞いてみてください。
最初から全部聞き取れる必要なんてありません。
「なんとなく言っていること分かるかも?」
的な感覚が少しずつ増えていけば、それで十分前進です。
② 知っている単語を音とセットで増やしていく
大前提として、英単語やフレーズを知らないのに、それらを組み合わせた英語の文を話せるようになるのは不可能です。
そのため、まず脳みそに単語たちをインプットする必要があります。
僕はDuo3.0をおすすめしています。
https://amzn.to/4ad34Ue
理由はこの単語帳には日常英会話で使う大抵の単語が載っているからです。
そして単語帳で学習する際は、音声を聞きながら、正しい発音を実際に真似して覚えることが大事になってきます。
Duo3.0を購入した上で、abceedを使えば音声を無料で聞くことができます。
日本の学校教育では雑に扱われがちな発音ですが、これがめちゃくちゃ大事です。
英語は日本語よりも音声変化が激しいため、少し変な発音をしただけでネイティブの友達に
”Hahh?(なんて?)”と言われることもしょっちゅうあります。
完璧主義になる必要はありませんが、少し発音とピッチを心がけて暗記してみてください。
^ このAtsueigoさんの発音解説動画めちゃめちゃわかりすいですよ
また、実際に暗記した単語を使ってみることがとても大事です。
僕もDuo3.0で
”吐く Throw up ”, ”臆病者 Coward”という表現を何回も見ているはずなのに、
実際に自分で使うまで全然覚えられませんでした。
天才でもない限り”実際に必要性に迫られて、使ってみないと覚えられない”と実感しました。
なので
①インプット→②アウトプット
を毎回必ずセットにして、やってみてください。
これで実力がメキメキとついてくるはずです。
③ 日本語で「アレ英語でなんていうんだろう」をストックしていく
学習初期の頃は簡単な表現でもスッと、英文がひらめかないことがよくあります。
だからこそ、自分の頭に浮かんだ文章を日本語でひたすらメモしてください。
個人的にはポケットに入るサイズのA7サイズのダブルリングノートをお勧めします。
理由は
・スマホよりも素早く、どんな場面でもサッとメモを取れるから
・使い終わった部分は簡単に切り取って捨てられるから
https://amzn.to/49c7qcj
^ これとか安くていいんじゃないですかね。
僕はよくMUJIのノートを使っています。
ペンも書き心地のいいMUJIのボールペンを使っています。
https://amzn.to/4pxIAdA
とにかくなんでもいいので、安いノートとペンを揃えて、ガシガシメモしまくってください。
そして、それらをChatGPTに突っ込んで英文とそのニュアンスの説明をして貰えばいいんです。
僕の経験上、英語学習を始めてから半年間程度は会話途中で
「あー、英語でなんて言えばいいんだっけ」
と考え込むことがありました。
でもそれは、仕方がないんです。
学校教育で英会話の練習をしていないんだから!
この表現を頭にストックする期間は第二言語学習者なら誰もが通る道です。
少しきついけど、頑張ってこのフェーズを乗り越えましょう。
④好きな海外ドラマや映画でリアルな日常英会話に触れまくる
ネイティブ同士の英会話を聴きたいなら、海外ドラマや映画がおすすめです。
よく”フレンズ”が英会話初心者向けの海外ドラマとして激推しされていますが、僕は
「内容が気になりすぎて、時間を忘れて何回でも見ちゃう作品」なら何でもいいと思います。
僕はSTRANGER THINGSやMANIFEST, Happy Death dayなどなどを視聴して、英語を馴染ませてきました。
友達はFULLER HOUSEやEmily In Parisなどを視聴して、英語力を養っていました。
映像作品の良いところは、リスニングの練習になるだけじゃなく、
ネイティブ特有の言い回しやジョーク、価値観、文化や歴史まで一気に学べるところです。
特に歴史や背景を知ることで、
・今の社会問題
・海外の人たちの考え方や価値観
への理解も一気に深まります。
最初から「英語音声 × 英語字幕」はハードルが高いので、
1回目:英語音声 × 日本語字幕
2回目:英語音声 × 英語字幕
というふうにステップアップ方式で視聴するるのがおすすめです。
1回目でざっくりストーリーと内容をつかんでおいて、
2回目で「この表現って英語ではこう言うんだ」と確認していくイメージですね。
これを続けていくと
・よく出てくるフレーズ
・ネイティブっぽい言い回し
が体に染み込んできます。
NetflixでもHuluでも何でもいいんです。
あなたが夢中になれる作品を視聴してみてください。
まとめ|英会話初学者が最初にやるべきことは「話す・聞く・続ける」の3つだけ
ここまでいろいろ書いてきましたが、英会話初学者が本当に意識すべきポイントは、めちゃくちゃシンプルです。
- 自分のレベルを決める
- 毎日10分でいいから「英語を話す or 聞く」時間を確保し、学習習慣を作る
- インプットとアウトプットを必ずセットにする
- 挫折は前提と割り切る
このあたりをちゃんと理解しておくだけで、
「英会話学習が続かない人」からはかなり卒業できるはずです。
英語は、才能より「続けた人」が圧倒的に勝つゲームで
空手や柔術と同じです。
今日から毎日、
- オンライン英会話で10分だけ話してみる
- TED Talksを1本だけ観てみる
- 『DUO 3.0』を1セクションだけ音読してみる
- 好きな海外ドラマを英語音声で10分だけ観てみる
どれか一つでいいので、極々小さな一歩を踏み出してみてください。
その一歩を、明日も、明後日も、ちょっとずつ積み上げていけば、
半年後、一年後の「英語を話している自分」は、自分の成長をはっきりと感じられるはずです。
本記事はこの辺で締めたいと思います。
それでは、またっ!
